小倉競馬場で勝つためのデータ予想 コース・距離・脚質・枠順を分析
小倉競馬場は、2コーナーの小高い丘をピークに、最後の直線まで緩やかな下りや平坦な道が続くコース。
さらに3~4コーナーは速度の落ちにくいスパイラルカーブになっており、非常にハイスピードなレースが多くなります。
また小倉競馬場はコースの幅が広く、開催週によってフェンスの位置を3段階に使い分けられるのが特徴。
そのため芝の損傷が内側に集中せず、結果「外差し」が決まりにくいことでも有名です。
このように内枠の先行馬に有利な特徴を備えた小倉競馬場ですが、特定の距離や条件ではその傾向も大きく変わってくるもの。
差しの決まりやすいレースを見極めることによって、誰も注目していなかった穴馬を的中させられる可能性が高まります。
それでは、各コース別、脚質別に詳細なデータを見ていきましょう。
目次
小倉競馬場 芝コース 重賞&OP戦・各距離のコース別前走脚質勝率
芝 1200m
クラス | 合計 | 逃げ | 先行 | 差し | 追込 |
---|---|---|---|---|---|
新馬 | 139 | 6.47% | 21.58% | 41.01% | 30.94% |
未勝利 | 392 | 5.87% | 21.17% | 42.60% | 30.36% |
1勝 | 358 | 6.42% | 25.42% | 41.06% | 27.09% |
2勝 | 100 | 6.00% | 25.00% | 42.00% | 27.00% |
3勝 | 28 | 7.14% | 25.00% | 46.43% | 21.43% |
G3 | 28 | 7.14% | 42.86% | 21.43% | 28.57% |
OP戦 | 44 | 6.82% | 27.27% | 36.36% | 29.55% |
全クラス | 2178 | 6.24% | 23.88% | 41.14% | 28.74% |
芝1200mは丘の頂点からスタートし、道中がほぼ下り坂となるコースです。
距離も短く、前に出た馬がそのまま勝ち切れるため、基本的には先行馬が有利。
また、2歳馬戦では逃げ馬がそれなりに勝っている一方、混合戦では1勝もできていない、というのも特徴です。
混合レースは逃げ馬が勝てない分差し馬の勝率が伸びていますが、これは該当する条件のレースが連続開催の後半に多いため。
すでに紹介したとおり芝の痛みを分散させる措置を取っている小倉競馬場ですが、連続開催の後半となるとさすがに内側の損傷が目立ってきます。
その結果外差しが決まりやすくなり、差し馬の勝率が高くなるのです。
混合戦では、とくに先行馬が多く前方の争いが激化しそうなときに、差し馬を買うことで高配当に期待できます。
芝 1800m
クラス | 合計 | 逃げ | 先行 | 差し | 追込 |
---|---|---|---|---|---|
新馬 | 32 | 6.25% | 28.13% | 40.63% | 25.00% |
未勝利 | 174 | 9.20% | 21.26% | 38.51% | 31.03% |
1勝 | 154 | 7.79% | 28.57% | 35.06% | 28.57% |
2勝 | 51 | 7.84% | 29.41% | 37.25% | 25.49% |
G3 | 14 | 7.14% | 21.43% | 50.00% | 21.43% |
OP戦 | 12 | 8.33% | 41.67% | 16.67% | 33.33% |
全クラス | 874 | 8.24% | 25.86% | 37.07% | 28.83% |
芝1800mは、スタートしてからすぐ最初のコーナーに入り、2コーナーまで登りが続くコース。
序盤のラップが厳しくならない設計で先行馬有利と思われがちですが、データ上2歳オープン戦ではどの脚質もほとんど差がありません。
有力な差し・追い込み馬に高い倍率がつくことが多く、穴を狙いやすい条件です。
小倉競馬場 芝コースで勝つための予想まとめ
・基本的には先行馬有利だが、1800mではほぼ差がない
・連続開催の後半では差し馬に注意
・2歳戦では逃げも決まるが、混合戦では切るべき
小倉競馬場 ダートコース 重賞&OP戦・各距離のコース別前走脚質勝率
ダート 1700m
クラス | 合計 | 逃げ | 先行 | 差し | 追込 |
---|---|---|---|---|---|
新馬 | 16 | 12.50% | 18.75% | 31.25% | 37.50% |
未勝利 | 361 | 6.93% | 24.10% | 37.12% | 31.86% |
1勝 | 278 | 8.63% | 24.82% | 35.25% | 31.29% |
2勝 | 121 | 7.44% | 23.97% | 36.36% | 32.23% |
3勝 | 46 | 6.52% | 26.09% | 41.30% | 26.09% |
OP戦 | 15 | 6.67% | 26.67% | 40.00% | 26.67% |
全クラス | 1674 | 7.65% | 24.37% | 36.56% | 31.42% |
ダートの1700mも基本的には先行馬有利ですが、芝と違い混合戦でも逃げがそれなりに決まるという特徴があります。
その分差し馬は過去1勝しかしていません。
追い込み馬は過去10年で2勝していますが、いずれもマクリによるもの。
このコースでは、4角地点で好位につけていることがほぼ必須といえます。