2024年中央競馬G2レース一覧
開催日 | レース名 | 競馬場 |
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1月14日 | 日経新春杯 | 京都 |
1月21日 | アメリカJCC | 中山 |
1月21日 | 東海S | 京都 |
2月11日 | 京都記念 | 京都 |
2月25日 | 中山記念 | 中山 |
3月2日 | チューリップ賞 | 阪神 |
3月3日 | 弥生賞 | 中山 |
3月9日 | 阪神スプリングジャンプ | 阪神 |
3月10日 | フィリーズレビュー | 阪神 |
3月10日 | 金鯱賞 | 中京 |
3月17日 | スプリングS | 中山 |
3月17日 | 阪神大賞典 | 阪神 |
3月23日 | 日経賞 | 中山 |
4月6日 | ニュージーランドT | 中山 |
4月6日 | 阪神牝馬S | 阪神 |
4月21日 | フローラS | 東京 |
4月21日 | マイラーズC | 京都 |
4月27日 | 青葉賞 | 東京 |
5月4日 | 京都新聞杯 | 京都 |
5月11日 | スプリングC | 東京 |
5月26日 | 目黒記念 | 東京 |
8月18日 | 札幌記念 | 札幌 |
9月7日 | 紫苑S | 中山 |
9月8日 | セントウルS | 中京 |
9月15日 | ローズS | 中京 |
9月16日 | セントライト記念 | 中山 |
9月22日 | オールカマー | 中山 |
9月22日 | 神戸新聞杯 | 中京 |
10月6日 | 毎日王冠 | 東京 |
10月6日 | 京都大賞典 | 京都 |
10月13日 | 東京ハイジャンプ | 東京 |
10月14日 | 府中牝馬S | 東京 |
10月19日 | 富士S | 東京 |
10月26日 | スワンS | 京都 |
11月2日 | 京王杯2歳S | 東京 |
11月3日 | アルゼンチン共和国杯 | 東京 |
11月9日 | デイリー杯2歳S | 京都 |
11月16日 | 東スポ杯2歳S | 東京 |
11月30日 | ステイヤーズS | 中山 |
12月21日 | 阪神C | 京都 |
中央競馬最古の重賞レースも!人を熱くさせる魅力を備えたG2競走
G2出走馬のタイプは、大きく分けて2種類。
次走のG1に向けた「ひとたたき」の為に出走してくる馬と、次走のことなど考えず、100%の仕上げで本気で勝ちに来る馬がいるわ。
これが、予想を面白くさせるところ。
G1は各陣営が100%で仕上げて出走してくるから、基本的には強い馬が勝利するパターンが多いけど、G2となると話が変わってくるの。
必ずしも一番強い馬が勝つとは限らないのがG2競争。
その良い例として、過去にはG2では歴代最多の6勝を挙げたものの、G1では1勝も出来なかったバランスオブゲームという珍馬も存在したわ。
このようにギャンブル的な面白さに溢れるG2競争だけど、魅力はそれだけではないの。
重賞の華であるG1に匹敵する歴史をもつレースや、並のG1に負けないほど盛り上がるレースも数多くあるわよ。
例えば目黒記念。
このレースは中央競馬の中で、最も歴史の古い重賞競争よ。
創設の翌年に廃止されることが決まっていた目黒競馬場(旧:東京競馬場)を記念して作られたレースで、1932年の第一回以来80年以上の歴史を誇るわ。
また秋に東京競馬場・芝1800mで行われる毎日王冠も歴史が長く、G2の中で大いに盛り上がるレースの一つ。
毎日王冠は、暑い夏を休養した馬達が秋のG1戦線を目指す為の重要なステップレースで、有力馬が数多く出走することで有名よ。
特に1998年には、サイレンススズカ・エルコンドルパサー・グラスワンダーの3強対決が話題を呼んだわ。
その年の毎日王冠はG1レースさながらの盛り上がりを見せ、競馬ファンにとっては今なお語り継がれる「伝説」になっているわね。
そして、その伝説に花を添えたのが、同日に京都で行われたG2である京都大賞典。
こちらもセイウンスカイ・メジロブライト・シルクジャスティス・ステイゴールドなど、G1級の馬が多数出走して注目を集めたレースだったわ。
並のG1以上に豪華なG2が二つも開催されたこの日は、まさに西も東もお祭り騒ぎになったのよね。
G2競争の伝統や、盛り上がったレースについて語る際に忘れてはならないのが、春に行われる長距離レースである阪神大賞典。
1996年には前年の年度代表馬・マヤノトップガンと、94年の年度代表馬で三冠馬であるナリタブライアンの対決が注目を集めたわね。
レース終盤、第三コーナーで抜け出したマヤノトップガンをナリタブライアンが捉え、最後の直線手前からは2頭の一騎打ちに。
両者一歩も譲らぬ叩き合いは400mにも及び、最後はアタマ差でナリタブライアンがレースを制したわ。
この勝負は、今も日本競馬史に残る名レースの一つに数えられているわ。
また阪神大賞典の名レースといえば、オルフェーヴルの逸走があった2012年も忘れられないわね。
オッズ1.1倍、世界制覇を目指していた名馬が2週目の3コーナーを曲がろうとせずに、外ラチまで逸走。
誰もが故障発生かと思ったその瞬間、オルフェーヴルは再度内に進路をとり、他馬を追走し始めたわ。
一時は最後尾まで順位を落としたものの、みるみるうちに他馬を追い抜き返すオルフェーヴル。
逸走による100m近いハンデをものともせず、最終的にはレース最速の上がりで2着に食い込んだわ。
この走りは人々の記憶に強く残ったものとして、これからも語り継がれるでしょうね。
世間では何かとG1競争ばかりが注目されるけど、G2競争にはG1に引けを取らない伝統や、人を熱くさせる魅力を備えたレースが数多くあるの。
そんな魅力と、馬券的妙味に溢れるG2を全レース徹底的に予想するわよ!