ロードカナロア

日本競馬史上最強の短距離馬

「最強の短距離馬」「引退レースで一番強い競馬をした馬」
競馬に携わる人間なら誰もがこの2つのどちらかの答えを口にするでしょう。

短距離という分野に絞れば、ヨーロッパやオーストラリアと比べても遜色ない…
いえ、世界最高峰のレベルにあると言える香港競馬。

そのスプリントG1を勝つことは「世界一」を意味するわけです。
そのレースを連覇したのがロードカナロア。
日本競馬の悲願である凱旋門賞と同等とは言いませんが、 近年様々な路線が整備され、各分野のチャンピオンが世界を目指して戦っている 日本競馬界にとって芝馬の頂点に凱旋門賞・BCターフがあるように、 ダート馬の頂点にドバイWCやケンタッキーダービーがあるように、 短距離馬(スプリンター)にとって世界最高峰のレースがこの香港スプリントなのです。

世界各国から一流のスプリンターが一堂に集う香港スプリントで 地の利を活かしてと言うべきか、圧倒的なレベルの高さでと言うべきか、 ロードカナロアが現れるまでの行われた過去13回の香港スプリントは、 香港馬が10勝、オーストラリア2勝、南アフリカが1勝、日本0勝というように 日本馬には手の届かないレースでした。

香港馬が日本のスプリンターズSに遠征してきて優勝を掻っ攫っていったことも、 幾度かあるように日本のスプリント界にとって香港スプリント制覇は悲願。
日本競馬のスプリント界にとって香港スプリントは 「最も近くて、最も遠い場所にある世界最高峰のレース」だったのです。
そう、ロードカナロアが現れるまでは。

2012年、秋。 同厩のスプリント女王・カレンチャン(しかもロードカナロアは恋心を寄せていたという) をスプリンターズSで破り、王位継承。
その勢いのまま香港スプリントに駒を進めたロードカナロアは、日本競馬界の期待を一身に背負いレースへ向かいます。
しかし、そこでの結果はここで書く必要がないほど「あっさり」勝ち切ってしまいます。
15年近く日本馬が挑戦し続け、跳ね返されてきた扉を、ロードカナロアは「一気にこじ開けた」というよりは 「最初から開きっ放しでしたよ」というくらいに、あっさり勝ち切ってしまいます。

そんなロードカナロアは2013年ドバイからの招待を無視して、春は国内に専念することに。
阪急杯、高松宮記念も快勝。
そして自身が2走目で2着に敗れたマイルに挑戦。
距離延長が心配されましたが、ここでも歴戦のマイラーに勝利。
その強さを不動のものにします。
秋はセントウルSで上がり馬・ハクサンムーンに足元をすくわれますが、 スプリンターズSではきっちりと借りを返し、連覇を達成。
引退レースとなる香港ではスプリント連覇に挑戦するのかマイルに挑むのか注目されますが、 陣営はスプリントを選択。

そして連覇のかかった2013年の香港スプリント。
中国名で「龍王」と呼ばれたロードカナロアは圧倒的な人気でレースへ。
終始外目を周らされる不利な展開ながらも、直線残り300mでスパート。
馬群を一気に抜け出したロードカナロアが後続につけた着差は5馬身。
スプリントでは規格外とも言うべき大差で圧勝したロードカナロア。
そのレースを見た者は誰もがこう語ったと言います。
「引退レースで一番強い競馬をした」と。
日本スプリント界にとって鬼門だった2012年香港スプリントを圧勝。
最強を証明するために参戦した2013年香港スプリントで5馬身差圧勝。

その実績が評価され、年度代表馬の選考では 凱旋門賞で2年連続2着という偉業を達成したオルフェーヴル69票を抑え、 ロードカナロアは209票を獲得し、年度代表馬に選ばれました。
ロードカナロアに投票した競馬記者達だけでなく、 そのレースを見た誰もが「引退レースで一番強い競馬をしたロードカナロア」を語り継いでいく 義務があるのだと今、改めて感じています。

過去の歴代年度代表馬
うま

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