2021年 フェブラリーステークス 最終予想
フェブラリーステークスの最終予想をするわよ!
基本的に上位陣が好調ながら、大きく荒れる展開も少なくないこのレース。
今年は大本命不在で人気が割れた分、有力馬たちにも思わぬオッズがついているし、例年以上の高配当決着が見られそうよ。
そんなレースで本当に信頼できる上位馬は誰か、100万馬券の再来を予感させる穴馬は誰か、データ検証を使って炙り出しておいたわ。
予想印はページの最後で紹介しているから、ぜひ確認してちょうだい!
さっそく、確定した枠順から見ていくわよ。
2021年 フェブラリーステークス 枠順
枠番 | 馬番 | 馬名 | 性別 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | エアアルマス | 牡6 | 57.0 | 松山弘平 | 池添学 | 栗東 |
2 | インティ | 牡7 | 57.0 | 武豊 | 野中賢二 | 栗東 | |
2 | 3 | カフェファラオ | 牡4 | 57.0 | ルメール | 堀宣行 | 美浦 |
4 | ヘリオス | セン5 | 57.0 | M.デム | 寺島良 | 栗東 | |
3 | 5 | サクセスエナジー | 牡7 | 57.0 | 酒井学 | 北出成人 | 栗東 |
6 | アルクトス | 牡6 | 57.0 | 田辺裕信 | 栗田徹 | 美浦 | |
4 | 7 | ワンダーリーデル | 牡8 | 57.0 | 横山典弘 | 安田翔伍 | 栗東 |
8 | ワイドファラオ | 牡5 | 57.0 | 福永祐一 | 角居勝彦 | 栗東 | |
5 | 9 | サンライズノヴァ | 牡7 | 57.0 | 松若風馬 | 音無秀孝 | 栗東 |
10 | エアスピネル | 牡8 | 57.0 | 鮫島克駿 | 笹田和秀 | 栗東 | |
6 | 11 | スマートダンディー | 牡7 | 57.0 | 秋山真一 | 石橋守 | 栗東 |
12 | ヤマニンアンプリメ | 牝7 | 55.0 | 横山武史 | 長谷川浩 | 栗東 | |
7 | 13 | ソリストサンダー | 牡6 | 57.0 | 北村宏司 | 高柳大輔 | 栗東 |
14 | オーヴェルニュ | 牡5 | 57.0 | 丸山元気 | 西村真幸 | 栗東 | |
8 | 15 | ミューチャリー | 牡5 | 57.0 | 御神本訓 | 矢野義幸 | 地方 |
16 | レッドルゼル | 牡5 | 57.0 | 川田将雅 | 安田隆行 | 栗東 |
詳しい予想に入る前に、月曜日のおさらいをしておくわね。
■前走レース別成績
東海ステークス最先着馬が優勝候補
根岸ステークス3着以内なら馬券圏内の期待大
■前走着順別成績
前走1着馬が馬券の中心
前走で大敗しても、当日人気するほどの実績馬なら好走が見込める
■レース当日人気別成績
1番人気は複勝率80%
過去2レースで最低人気馬が馬券なっている
■年齢別成績
回収率では4歳馬が優位
高齢でも好データがあれば積極的に買っていい
それじゃあ月曜日から引き続き、過去10年分のデータを基にフェブラリーステークスの予想を詰めていくわよ。
枠順別成績から見てちょうだい!
2021年 フェブラリーステークス 枠順別成績
枠番 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 0 | 0 | 18 | 5.3% | 5.3% | 5.3% |
2 | 2 | 1 | 2 | 14 | 10.5% | 15.8% | 26.3% |
3 | 0 | 2 | 2 | 16 | 0% | 10.0% | 20.0% |
4 | 1 | 1 | 0 | 18 | 5.0% | 10.0% | 10.0% |
5 | 0 | 1 | 5 | 14 | 0% | 5.0% | 30.0% |
6 | 3 | 0 | 1 | 16 | 15.0% | 15.0% | 20.0% |
7 | 2 | 3 | 0 | 15 | 10.0% | 25.0% | 25.0% |
8 | 1 | 2 | 0 | 17 | 5.0% | 15.0% | 15.0% |
基本的には外枠がやや有利、というデータよ。
もともと府中のダート1600mは、スタートで長く芝を走れる外枠が強い、と言われているんだけど…。
なかでも、7枠には要注目。
ここからは2014年に100万馬券の立役者となったコパノリッキーをはじめ、伏兵が馬券に絡む傾向が強いの。
回収率は単勝・複勝ともに200%を超えているし、ソリストサンダーとオーヴェルニュは面白い存在になりそうよ。
逆に、外枠と比べ勝率の劣る内枠だけど、なぜか2枠は成績がいいのよね。
ここは人気順を問わず馬券になっている傾向にあるし、今回2枠に入ったカフェファラオとヘリオスは優勢にレースを運べそうね。
次は、馬体重別成績を見てもらおうかしら。
2021年 フェブラリーステークス 馬体重別成績
馬体重 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
~479kg | 1 | 2 | 0 | 26 | 3.4% | 10.3% | 10.3% |
480~499kg | 1 | 1 | 2 | 28 | 3.1% | 6.3% | 12.5% |
500~519kg | 3 | 4 | 4 | 36 | 6.4% | 14.9% | 23.4% |
520~539㎏ | 5 | 3 | 3 | 32 | 11.6% | 18.6% | 25.6% |
540㎏以上 | 0 | 0 | 1 | 6 | 0% | 0% | 14.3% |
540kgを超えない程度で重い馬ほど好走する、というデータよ。
とくに500~539kgだった馬はここ10年で8度も勝ち馬になっているし、この範囲の馬は高く評価したいわね。
調教後の馬体重を参考にすると、人気のカフェファラオをはじめ、計6頭がこの範囲に収まっているわよ。
逆に、好走率がガクッと落ちる500kgを下回る馬たちだけど…。
この範囲からはのべ7頭が馬券になっていて、実は7頭すべてが前走に重賞を走っていて、かつ3着以内だった、という共通点があるのよね。
基本的には馬格のある馬が有利だけど、小柄でもオーヴェルニュのように条件を満たしていれば好走に期待できそうよ。
そんなところで、最終追い切りの結果を含めた予想印を発表していくわね!
2021年 フェブラリーステークス 注目馬①
オーヴェルニュ(牡5)
【前走:東海ステークス(G2)2番人気1着】
月曜日にも真っ先に注目馬として挙げていた、オーヴェルニュ。
1週間の検証では今メンバー内でもっとも優位なデータが揃っていたし、絶好調7枠に決まった今回は十分軸を任せられる存在と言えるわ。
そんなオーヴェルニュだけど、彼は状態面も抜群よ。
水曜日に栗東のCWで行われた最終追い切りでは、【82.2-67.0-52.1-38.4-11.8】と、この日の同コースにおける終い最速の時計を記録。
前走を快勝した先行力と末脚は健在だし、目下3連勝中の勢いのままこの大舞台を勝っても不思議ではない、って感じね。
上位陣のなかでも人気しすぎる気配はなく、1桁台後半のオッズが見込める彼。
狙い目よ!
2021年 フェブラリーステークス 注目馬②
サンライズノヴァ(牡7)
【前走:チャンピオンズカップ(G1)6番人気12着】
勝ち負けできる存在として注目したいのが、サンライズノヴァよ。
調教後の馬体重が好走傾向内を超えてしまったのは、多少不安なところではあるけど…。
それでも1週間の検証ではしっかりと好データに該当していたし、今回枠もいいところに決まってくれたから、十分買える範囲、と判断したわ。
そうそう、ここまで触れてこなかったけど、サンライズノヴァは血統面でもこのレースと相性抜群なの。
彼と同じゴールドアリュールを父に持つ馬たちは、本走における成績が【3-4-1-12】と好調。
しかもゴールドアリュール産駒は今メンバーでサンライズノヴァだけとあって、相対的にも優位が大きいと言えるわね。
そんなサンライズノヴァの最終追い切りは、栗東の坂路で 【51.8-38.0-24.7-12.2】の好時計を記録。
併せたインディチャンプに0秒1先着するなど、増加した体重がまったく気にならないほど状態がいいわよ。
直線が長い府中は、末脚が自慢の彼にピッタリの舞台。
展開が向けば、十分最先着も狙える1頭よ!
2021年 フェブラリーステークス 注目馬③
ワンダーリーデル(牡8)
【前走:根岸ステークス(G3)10番人気2着】
穴馬候補として注視したいのが、前走で2着入線を果たしたワンダーリーデルよ。
根岸Sで馬券になった馬が好調なのは伝えた通りだし、他の検証でもたびたび好データに該当していたのは高く評価したいところ。
さらに今回枠もまずまず好走が見込める範囲内に決まったとあって、穴馬候補として気配十分、って感じね。
ただ彼が本走最高齢となる8歳馬、という点で好走を疑っている人もいるみたいだけど…。
このレースで8歳馬は、勝ち星こそないものの馬券に絡めていないわけではないし、昨年16番人気ながら連対したケイティブレイブも7歳と高齢だったことからも、過剰な心配をする必要はないと言えるわよ。
ワンダーリーデルの最終追い切りは、栗東の坂路を【53.5-38.8-24.9-12.3】の時計。
前走から締まった馬体もキープできているし、ひと叩きされて状態も上がってきた、って感じね。
これほどの好調さながら、中堅クラスの人気に落ち着きそうな彼。
配当面でも楽しみな1頭になりそうよ!
2021年 フェブラリーステークス 注目馬④
カフェファラオ(牡4)
【前走:チャンピオンズカップ(G1)2番人気6着】
本走において、切るに切れないカフェファラオ。
これまでの実績からかなり人気するであろう本走において、彼のコスパには疑問があったし、検証面でもそこまで目立つデータが出ていたわけではなかったんだけど…。
それでも好調の2枠に決まっただけでなく、複勝率80%の1番人気が濃厚な今回は、好走を疑うどころかなかなか買える存在と言えるわ。
そうそう、今回カフェファラオに騎乗するルメールJは過去に3度このレースで馬券になっているんだけど、3頭とも当日2番人気以内の馬たちなのよね。
昨年は1番人気だったモズアスコットで最先着しているし、人気した馬を順当に勝たせているのは好印象よ。
そんなカフェファラオの最終追い切りは、木曜日に美浦の南Wで【70.3-55.0-40.5-12.8】の時計。
調整重視だけあって時計こそ出ていないけど、1週間前にビッシリ追われたこともあって、すでに戦闘態勢は万端、って感じよ。
昨年、東京のダート1600mでは2戦2勝の彼。
得意の舞台で、チャンピオンズカップのリベンジを狙うわよ!
データ上は上位陣が優勢な今年のフェブラリースSだけど…
穴馬の条件を備えたアノ伏兵を見落とすと、みすみす高配当を取り逃すことになるわよ!
2021年 フェブラリーステークス 注目穴馬
エアスピネル(牡8)
【前走:チャンピオンズカップ(G1)12番人気7着】
本走における注目の穴馬候補は、エアスピネルよ!
月曜日の段階でも、なかなかの好データに該当していた彼。
今回馬体重も500kgと好走範囲に収まったし、枠も複勝率のもっとも高い5枠を引いたとあって、ますます買いやすくなったわ。
そうそう、今回中堅から大穴クラスに落ち着きそうなエアスピネルなんだけど、彼には過去に波乱を巻き起こした伏兵たちとの共通点があるのよね。
実は2014年に単勝オッズ272倍で勝ち馬になったコパノリッキーをはじめ、フェブラリーSにおいてこれまで下位人気から馬券になった馬たちは、いずれも重賞での勝ち鞍があるの。
つまり彼らはもともと力のある馬で、鞍上や前走での結果が嫌われて人気を落としていただけだったのよね。
そういったところでエアスピネルも前走で負けはしたものの、重賞3勝の実績があるし、穴馬として十分な条件を兼ね備えている、と言えるわよ。
そんなエアスピネルの最終追い切りは、栗東の坂路を【52.3-38.5-25.2-12.5】の時計。
終い重点ながら道中の動きもよかったし、府中の坂対策もバッチリよ。
第二のコパノリッキーにもっとも近い彼。
高配当を狙うなら、切ろうなんて考えは捨てることね!