
今週の日曜日に伝統のハンデ重賞、
日経新春杯(G2)が行われるわ!
2016年の2着馬シュヴァルグランが、去年のジャパンカップ(G1)で優勝したのは記憶に新しいわね。
同じく2016年に3着馬だったサトノノブレスも産経賞オールカマー(G2)で2着と、日経新春杯は
中長距離で好成績を残している馬が輩出されているレースなの。
今年は、連覇の懸かるミッキーロケットが登録馬にいるわ。
一強の気配が濃厚なメンバー構成で、どんな走りをするのか要注目よ!
気になるメンバー紹介の前に、まずは直近の結果から見てもらうわ。
過去10年で
20万馬券超えが3回と、ハンデ戦らしく波乱決着のあるレースね。
ただ、上位人気が馬券に絡まなかったのは2015年のみで、
人気サイドも大崩れしない傾向にあるわ。
荒れるかガチガチか、極端なレースと言えそうよ。
今年はデータ的に、堅め決着になりそうな気配…。
そんな中でも、
実績馬の影に隠れた面白い馬を見つけたから期待してちょうだい!
じゃあ、今年の登録馬を紹介するわね。
ここから、
過去10年のデータを使って日経新春杯の予想を始めるわ!
最初は、前走クラス別成績から。
好走数を見ると、前走重賞を走ってきた馬が19頭と成績が良いわね。
ここを中心にOP特別以下の馬を拾っていく感じでいいんじゃないかしら。
というわけで、相手探しのために前走OP特別と条件戦で馬券に絡んだ馬について調べてみたわよ。
■前走OP特別を走って馬券に絡んだ5頭
2012年 マカニビスティー(8番人気3着)
前走:万葉ステークス(OP特別)で7番人気2着
2010年 レッドアゲート(12番人気3着)
前走:アンドロメダステークス(OP特別)で16番人気16着
2008年 アドマイヤモナーク(3番人気1着)
前走:万葉ステークス(OP特別)で2番人気3着
2008年 ダークメッセージ(2番人気2着)
前走:万葉ステークス(OP特別)で3番人気2着
2008年 テイエムプリキュア(12番人気3着)
前走:万葉ステークス(OP特別)で12番人気8着
5頭中4頭が前走一桁決着だったわ。
あまりにも大敗した馬の巻き返しは厳しそうね。
あと、
5頭の共通点として前走距離が2000m以上ということも分かったわ。
前走1800m以下のOP特別を走ってきた馬は馬券に絡んでいなかったの。
今年の登録で前走OP特別はアクションスターのみ。
けど、
前走は1800mのカシオペアステークスだからデータ的には厳しいわね。
■前走条件戦を走って馬券に絡んだ6頭
2016年 シュヴァルグラン(1番人気2着)
前走: 1600万下で1番人気1着
2014年 アドマイヤフライト(1番人気2着)
前走:1600万下で 1番人気1着
2010年 トップカミング(1番人気2着)
前走: 1600万下で1番人気1着
2017年 シャケトラ(2番人気2着)
前走:1000万下 で1番人気1着
2013年 カポーティスター(10番人気1着)
前走:1000万下で 2番人気1着
2009年 タガノエルシコ(4番人気3着)
前走:1000万下 で1番人気1着
6頭とも2番人気以内で1着だったのね。
幅を持たせて、前走上位人気で馬券に絡んだ馬と考えるわ。
今年の条件戦上がりの馬は
カラビナ、ガンコ、サンタフェチーフ、パフォーマプロミスの4頭で、条件に当てはまるのは
パフォーマプロミス1頭。
サンタフェチーフは前走4番人気で、ギリギリって感じね。
他のデータと相性が良ければ、相手に押さえておく程度で考えるわ。
次は、前走着順別成績。
※2011年3着のローズキングダムは前走取り消しになっているから、合計が10にならないわ
好走数でみると、前走で馬券に絡んだ馬の成績がいいわね。
この19頭を調べてみたら、16頭が
前走で5番人気以内だったの。
前走5番人気以内で馬券に絡んだ馬を軸に考えるわ。
ということは、軸馬は
サンタフェチーフ、パフォーマプロミス、ミッキーロケット、ロードヴァンドールの5頭から出るってことね。
ただ、
前走で馬券に絡まなかった馬も10頭が馬券に絡んでいるから気を付けたいわ。
共通点を見つけようと思ってこの10頭を調べてみたんだけど、残念ながら一致するデータは見つからなかったの…。
前走で馬券争いに加われなかった馬でも、他のデータと合致した馬には要注意よ!
最後は、年齢別成績。
4歳と5歳の成績が良いから、ここを中心に考えるのがオススメよ。
一方、8歳以上はここ10年で馬券に絡んだ馬がいないの…。
登録のある8歳以上のアクションスター、トルークマクト、ヒットザターゲットの3頭は切りね!
ここでは、今年登録のない7歳馬を割愛して、相手として考えたい6歳馬について調べてみたわ。
■6歳で馬券に絡んだ5頭
2016年 サトノノブレス(4番人気3着)
前走:金鯱賞(G2)で4番人気3着
2015年 フーラブライド(10番人気2着)
前走:愛知杯(G3)で3番人気6着
2015年 アドマイヤフライト(7番人気3着)
前走:札幌記念(G2)で11番人気14着
2013年 トウカイパラダイス(4番人気3着)
前走:金鯱賞(G2)で9番人気4着
2009年 テイエムプリキュア(11番人気1着)
前走:愛知杯(G3)で9番人気18着
パッと見て共通点は見当たらないわね。
ただ、掘り下げて調べてみたら、
1年以内に重賞で馬券に絡んだ経験ありor前年の日経新春杯で馬券に絡んでいたということが分かったわ。
重賞でそれなりの結果が残せていないと厳しいといった感じね。
今年登録のある6歳馬で該当するのは、
ソールインパクトと
モンドインテロの2頭よ。
それじゃ、ここまでのデータをまとめるわね。
■前走クラス別成績
前走重賞組を中心に考える
条件戦上がりは、上位人気で馬券に絡んだ馬と考える
■前走着順別成績
軸馬は前走5番人気以内で馬券に絡んだ馬
前走で馬券に絡まなかった馬の巻き返しにも注意
■年齢別成績
4歳と5歳を中心に考える
6歳は重賞でそれなりの結果を残した馬に注意
馬券に絡んでいない8歳以上は切り
こうして見ると、ミッキーロケットは軸として信頼できそうね。
ただ、まだ断定するのは危ないから金曜日までにさらなるデータを集めておくわ!
じゃあ、ここまでのデータを基に現時点での注目馬を紹介するわよ!
ミッキーロケット(牡5)
【前走:中日新聞杯(G3)1番人気2着】
G1では掲示板まであと一歩のところで足踏みしているミッキーロケット。
けど、去年の日経新春杯1着、前走の中日新聞杯(G3)2着と、
G2以下では安定した成績を残しているの。
メンバーが落ちる今回、普通に走れば十分勝ち負けできるわ。
京都は7戦して全て掲示板確保という得意コース。
そのうち
2400mは3戦2勝と、距離適性も問題なし。
連覇の期待が高まるわね!
ロードヴァンドール(牡5)
【前走:中日新聞杯(G3)5番人気3着】
2017年はG1以外でなら大崩れしない走りをしてきたロードヴァンドール。
3月の金鯱賞(
G2)
2着、前走の中日新聞杯では
3着と、好成績を残しているわ。
京都ではこれまで掲示板を外したことがなくて、ミッキーロケット同様に得意としている舞台。
前で上手く競馬できれば、十分チャンスはあるわ。
今回、重賞初制覇も射程圏内よ!
ソールインパクト(牡6)
【前走:アルゼンチン共和国杯(G2)7番人気2着】
前走のアルゼンチン共和国杯(G2)では、
格上挑戦ながら2着に好走したわね。
ラジオNIKKEI賞の勝ち馬セダブリランテス、後にステイヤーズステークスを制したアルバートに先着するなど、評価を高める走りだったわ。
さらに、
2400m以上のレースでは5戦して全てが馬券に絡んでいるのも高ポイント!
距離適性も抜群だから、ここでも勝ち切る可能性は十分あるわよ。
今年はデータ的に堅め決着の気配漂う日経新春杯
人気する実績馬に目が行きがちな中に隠れた見逃し厳禁な馬とは…!?
パフォーマプロミス(牡6)
【前走:グレイトフルステークス(1600万下)1番人気1着】
昨年は
7戦して5戦が馬券に絡むという、安定した走りを見せたパフォーマプロミス。
前走では1番人気に応えて優勝し、連勝を狙う勢いがある馬よ。
気になるのは、
6歳馬の条件を満たしていないことね。
けど安心してちょうだい!
この馬は重賞未経験だけど、3走前の六社ステークスでは、
重賞好走経験もあり後にアルゼンチン共和国杯2着となるソールインパクトに先着しているの。
重賞でも十分通用する力を示したと言えるのよ。
条件戦上がりということで人気が落ちるなら、ぜひ押さえておきたい1頭だわ!