日経新春杯の最終予想をするわよ!
ここ数年は、ハンデ走としては
比較的堅めに決着してきたこのレース。
だけど2015年には
20万馬券が出たように、
荒れる素質は十分以上にあるわよ。
今回、データを駆使して調べたところ、
思わぬ穴馬に好走気配が見えたから、
15年の再来のような高配当が出てもおかしくないわ。
予想印は
ページの最後で紹介しているから、ぜひチェックしてちょうだい。
さっそく、確定した枠順を見てもらうわね。
詳しい予想に入る前に、月曜日のおさらいをしておくわよ。
■前走クラス別成績
条件戦組よりも重賞組が好走する
前走G1組が勝ち馬の半分を輩出
■前走着順別成績
前走条件戦を買った馬が好走する
前走10着以下はシンガリかブービー負けが条件
■レース当日人気別成績
1番人気の複勝率80%
下限は12番人気あたりまで
■年齢別成績
ピークは4歳、馬券内は6歳まで
6歳馬は単勝回収率が高い
それじゃ、新たに
2点のデータを使って、日経新春杯の予想を詰めていくわ。
斤量別成績から見てもらうわね!
55.5kg~57kgという、
やや重めのハンデを負った馬が好走しているようね。
詳しく調べてみると、とくに
56kgを背負った馬の成績は(1-6-3-15)とかなりのものだったわ。
今回56kg負担なのは…
ウインテンダネス
ダッシングブレイズ
ノーブルマーズ
ムイトオブリガード
メイショウテッコン
ロードヴァンドール
の6頭ね。
また目立つところでいうと、負担重量49kg以下の馬は過去2頭だけ出走していて、うち1頭が
穴をあけているのよね。
今回は
サラスが49kg負担だけど、このデータだけで信頼するわけにはいかないし、
これまでの情報を含めて考えていきましょう。
次は、騎手別成績を見てちょうだい。
乗り替わりのない馬がかなり好成績ね。
このレースは負担重量の都合や、どうしても重賞で勝てる騎手を載せたい陣営の思惑などが相まって、騎手の乗り替わりが多くなりがち。
でも予想の際はむしろ、
人馬の相性の方をより評価すべきだということね。
乗り替わり組も、馬券に絡んだ数でいえば十分だから、
それだけでマイナスにはならないけど…
今年はとくに上位人気陣がのきなみ乗り替わっているから、
鞍上が続投している穴馬を積極的に買っていきたいわ。
さあ、ここで今週の予想印を紹介するわよ。
メイショウテッコン(牡4)
【前走:菊花賞(G1)5番人気14着】
昨年夏のラジオNIKKEI賞覇者である
メイショウテッコン。
勝率の高い
4歳馬、かつ
斤量56kgの組み合わせは、本走において彼しかいないのよね。
さらに彼が入った6枠は、
過去10年で勝ち馬を2頭輩出しているの。
前に出たい彼にとっても、あまり外過ぎないギリギリの枠という感じだろうから、どうにか
自分らしい競馬ができそう。
そんな彼に不安があるとすれば、前走で
14着に敗退していること。
着順が月曜日に調べた条件に当てはまっていないのも気になるし、距離適性の面でも不安よね。
でも、彼の斤量がムイトオブリガードと同じで、グローリーウェイズと1kg差収まってくれたことから察するに、ハンデキャッパーには
「前走でビリ同然」くらいの評価を受けたと考えられるんじゃないかしら。
適正についても、条件戦時代に
2400mで勝った実績もあるし、あまり
心配する必要はないわね。
総合的に見て、彼こそが本命にふさわしいわ!
グローリーヴェイズ(牡4)
【前走:菊花賞(G1)12番人気5着】
調子のいい明け4歳馬にM.デムーロ騎手が乗るとあって、本走ではトップクラスの注目を集めている
グローリーヴェイズ。
彼は今回1枠に入ったわけだけど、実はここ、
過去10年の成績がかなりいいの。
着別度数を出すと
(3-1-0-10)で、勝率は全枠の中でダントツの
21.4%、複勝率もトップタイの
28.6%よ。
月曜日にも調べたとおり、このレースは
1番人気の信頼度が高いレースだし、その上で絶好枠に入ってくれたとあれば、穴党の私でも買わざるを得ないわ。
最終追い切りではしっかり動けていたし、身体も増えてきたようだし、もともと素質のあった彼もこの辺りで
更に本格化してきそう。
重賞初制覇はもうすぐそこ、って感じね!
ルックトゥワイス(牡6)
【前走:グレイトフルステークス(1600万下)1番人気1着】
最有力の6歳馬として押さえておきたい
ルックトゥワイス。
彼の入った5枠は
単勝回収率が172%もあるから、月曜日から引き続き
「ちょうどいい中穴」として好評価よ。
斤量55kgというのは、さきほど紹介した表に照らし合わせると今一つなように見えるけど…
過去10年の出走馬のうち、斤量ちょうど55kgの馬のみを集計すると
(3-2-0-16)で、勝率は
14.3%にもなるのよ。
またこのレースは昨年、彼の僚馬であるパフォーマプロミスが制覇したわけだけど…
ルックトゥワイスは、
昨年のパフォーマプロミスと同じローテーションで本走に臨んでいるのよね。
最終追い切りではしっかり負荷をかけられていたし、動きもスムーズだったし、人馬ともに重賞初制覇に向けて
気合十分って感じ。
馬券にも、春以降の活躍にも期待できる1頭よ!
今年は荒れる展開に期待できる日経新春杯
「アノ条件」に当てはまる伏兵馬を押さえて、遅めのお年玉をゲットしてちょうだい!
ウインテンダネス(牡6)
【前走:ジャパンカップ(G1)10番人気8着】
「鞍上が続投する穴馬」として、注目しておきたいのがこの
ウインテンダネス。
彼は本走において
単勝回収率の高い6歳馬でもあるから、高配当を狙うならぜひ押さえておきたい1頭ね。
実績を見ても、彼は昨年5月に
目黒記念(G2)を快勝しているし、申し分ない実力を備えているといえるわ。
ただここ数レースは、今一つ
パッとしない結果が続いているけど…
そのおかげで
負担重量を積まれなかったわけだから、好意的に評価したいわね。
最終追い切りでも、馬場の悪いなかしっかり動けていたし、狙い目よ!
サラス(牝4)
【前走:オリオンステークス(1600万下)2番人気3着】
負担重量が49kgと極めて軽くなったことで、にわかに注目を集めているサラス。
さすがにその一点だけで買えるほど重賞は甘くないけれど、彼女、ほかにも
なかなかのデータが揃っているのよね。
たとえば彼女は、前走の1600万下で3着だったわけだけど、前走3着の馬は過去10年の成績が
(2-2-2-7)で、複勝率はなんと
46.2%。
さらに、このレースでもっとも好走している
4歳馬、というのも見逃せないわね。
枠順も内めのいい所を引いたから、マークされずにうまく抜け出して、ロスなく走ることができそう。
彼女は、きっとこのレースの
波乱の立役者になるはずよ!