2月24日の日曜日に、
中山記念(G2)が開催されるわね。
ドバイや香港など海外のレースや、大阪杯(G1)へと向かう実績馬の登竜門になりつつある、中山記念。
過去10年のレース結果を見ると、
前走G1の出走馬が5連勝もしていたり、ほぼ3番人気以内が勝ち馬となったり…大荒れしない傾向よ。
でも無難な結果になりやすいと思われているレースこそ、
いざ荒れると配当がうんと大きくなるものよね。
実際、
2010年には当時13番人気だったトーセンクラウンが見事1着になり、波乱を巻き起こしたし。
3連単は534,940円にもなって興奮したわ!
中山記念のような堅いレースで儲けるには、周りと同じ賭け方をしてはダメ。
周囲に惑わされず、
過去のデータを駆使して客観的な情報から予想を組み立てるのが大切なのよ。
今回、いつものように過去10年分のデータを確認したところ、
2010年以来の波乱を巻き起こす馬を見つけたわ。
いつも通り、ページの最後に月曜時点の注目馬を用意したから、エビコの予想を役立ててちょうだい。
それじゃ、まずは登録馬から紹介するわね!
それじゃ、過去10年分のデータをもとに、予想を組み立てていくわよ。

これは脚質別成績のデータ。
過去10年の結果を見ると、
逃げ馬や先行馬の複勝率が目立っているわ。
好スタートを切り、そのまま勢いに乗った馬が有利になりそうね。
山中記念の舞台となる中山競馬場(芝1800)は、スタート直後に急な上り坂があるから、
早めに前のポジションをとった馬が、そのまま好走する傾向にあるのよ。
直線で勝負をかけたい馬にとっては、少し厳しいコースね。
今回、出走するなかで脚質が先行や逃げにあたるのはこの子たち。
・マイネルサージュ
・ラッキーライラック
・トータルソッカー
・トルークマクト
・エポカドーロ
・マルターズアポジー
ただ、差し馬や追込馬も数頭馬券に絡んでいるから、
脚質の情報だけで判断してしまうのはもったいないわよ。
※前走海外戦を経ている馬がいるから合計10頭にならないところがあるわよ
冒頭でも伝えた通り、
G1を出走してきた馬の成績がいいわ。
複勝率は35.3%とダントツね。
次に好走しているのが、
複勝率25%のG3組。
人気が集まりそうだけど、この辺りの馬を馬券の中心として押さえておく必要があるわ。
ここでちょっと注目してもらいたいのが、
OP特別の結果。
レベルの高いレースを出走した馬に交じって、
OP特別を経た2頭が馬券に絡んでいるわね。
この馬券に絡んだ馬を詳しく調べたら、
2010年のトーセンクラウンと2017年のサクラアンプルールということがわかったわ。
特にトーセンクラウンは大波乱を巻き起こした張本人だし、このデータが穴馬を見つけるヒントになりそうね。
サクラアンプルールもトーセンクラウンも直線一気の競馬で結果を出しているから、OP特別から出走する馬に限っていうと、差しや追込み系の馬が好走する可能性が高いわよ!
1600万下は馬券に絡んでいないから、以下は切ってしまいなさい!
・トータルソッカー
・トルークマクト
・フィールドシャルム

まあ当たり前だけど、若くて体力のある馬が馬券に絡んでいるわね。
ただ
7歳と8歳の馬も馬券に絡んでいるから、年齢を理由に切り捨てるのはもったいないわよ。
過去中山記念で、馬券に絡んだ7、8歳馬は下の5頭。
【7歳】
ロゴタイプ(前走:香港マイル(G1))
シルポート(前走:阪神C(G2))
アドマイヤフジ(前走:日刊スポ賞中山金杯(G3))
【8歳】
シルポート(前走:阪神C(G2))
カンパニー(前走:マイルチャンピオンS(G1))
レベルの高いクラスから出走する7、8歳馬は好走する傾向にあるし、
高齢でもG3以上を経験した実績馬であれば見込みはあるわね。
それじゃあ、3つのデータを踏まえて、月曜時点の注目馬を紹介するわ。
スワーヴリチャード(牡5)
【前走:ジャパンカップ(G1)2番人気3着】
前走、ジャパンカップ(G1)では3着となった
スワーヴリチャード。
あの牝馬3冠を達成したアーモンドアイと途中まで肩を並べて走っていたのは、記憶に新しいわね。
馬券に絡んだ経験は13戦中、10戦と、実力は申し分ないわ。
直近では4レース続けて1番人気を獲得しているし、今回も注目が集まるのは間違いなし。
前走はG1だし、年齢も5歳と好走の条件を満たしているから数字の根拠も揃っているわね。
彼ほどの実績馬、軸にしない訳にはいなわいわよ!
エポカドーロ(牡4)
【前走:菊花賞(G1)3番人気8着】
菊花賞を経て、中山記念に参戦する
エポカドーロ。
前走では3番人気と注目を集めていたけど、
結果は8着と残念ながら馬券に絡まなかったわ ね。
でも前走の菊花賞は
初めての長距離戦(3000m)だったし、敗因はハッキリしているわ。
あくまでも距離が合わなかっただけで、
実力が落ちたと考えるのは早計ね。
今回は
過去に実績を残している中距離でのレースだし、いい結果を残してくれるはずよ。
ウインブライト(牡5)
【前走:日刊スポーツ賞中山金杯(G3)3番人気1着】
前走の日刊スポーツ賞中山金杯(G3)では、2019年一発目から見事1着となった
ウインブライト。
2018年にも中山記念に出走し、勝利を飾っているわ。
実はこのレース、10年間のデータを確認したら、
2009~2018年の間に中山記念のリピーターが6回も馬券に絡んでいることがわかったの。
中山記念が開催される中山競馬場の芝1800mは特殊なコースで、小回りのコーナーが4回もあるぶん馬群が外に広がりやすいのよ。
だから俗に
中山巧者と呼ばれるような、小回りが利いてコーナーで加速を付けられる馬が有利になるのね。
今回のウインブライトは、
スワーヴリチャードを脅かす存在になり得るわよ。
人気馬が馬券に絡むことが多い中山記念…
約10年ぶりにこの大波乱を巻き起こすのはこの馬よ!!
マイネルサージュ(牡7)
【前走:白富士ステークス(OP)7番人気8着】
今回、番狂わせになりそうなのが、
マイネルサージュよ。
前走は1ヶ月前に開催された、白富士ステークス。
9頭立てのレースで8着という思わしくない結果だし、年齢も年齢だから人気薄間違いなさそう…。
でも、
2018年の七夕賞(G3)では2着になり、しっかりと馬券に絡んでいるし実力がないとも言い切れないわ。
また、七夕賞(G3)や福島民報杯(OP)では、スタートから後方にいたけど途中でぐんぐん追い越し、2着以内に入っているのよ。
しかも中山記念を既に経験しているし、かなり期待できるわ。
極めつけは、
2010年の大荒れを巻き起こしたトーセンクラウンも、前走は白富士ステークス(OP)を8着だったこと。
2010年の馬場状態は不良だったことも大荒れの要因のひとつだから、天候次第ではマイネルサージュが10万馬券以上を叩きだすかもしれないわよ!