
いよいよ、春のG1を占う
中山記念(G2)が日曜日に開催されるわ!
「今年も上位人気が強そうで馬券的旨みがないな…」なんて思っている方も多いかもしれないわね。
けど、
果たして本当にそうかしら?
叩き濃厚の有力馬に隠された好走馬がいるとなったら、話は変わってくるわよね。
こんなこと言うんだから、
もちろん見つけたってことよ!
しっかり確認してちょうだいね。
予想に入る前に、確定した枠順から見てもらうわ。
月曜日に出した事前データも振り返っておくわ。
■前走クラス別成績
軸は
前走G1組(特に
1着だった馬は要チェック)
■前走着順別成績
中心は
前走掲示板組
着外からの巻き返しで気を付けるのは、
前走一桁人気or
前走二桁人気なら当日5番人気以内
■前走人気別成績
勝ち馬は
前走5
番人気以内
前走6番人気以降の馬は
近走の重賞で期待以上だったかに注目
■年齢別成績
4歳と5歳中心
7歳以上は
重賞好走経験に注目
では早速、
過去10年のデータを使って中山記念の最終予想を始めるわよ!
まずは、当日の人気別成績から。
上位人気の好走が目立つわ。
勝ち馬に限ってみると、3番人気以内で9頭が占めている状況。
1着はここから出ると考えてよさそうよ。
複勝率を見ても1番人気はやや数字が落ちるけど、2~4番人気は60%と好成績!
軸は4番人気以内で、データと相性の良い中穴を相手に拾うって感じね。
気になる中穴候補に関してだけど、次に紹介する脚質別成績で気になるデータを見つけたわ!
先行馬が最多の7勝、連対率・複勝率も良い数字ね。
中山の開幕週は前残りが多いと言われるのも納得できるわ。
ただ、差し馬も3勝していて、8頭が馬券に絡んでいるから無視はできないって感じ。
この差し馬8頭なんだけど、
内5頭が最速の上がり、1
頭が2
位の上がりを使っていたわ。
差し馬の中でも、
切れる脚を持つ差し馬には注意したいわね。
中心は先行馬で、末脚自慢の差し馬を相手ってスタンスがいいんじゃないかしら!
そして、
気になるデータというのが逃げ馬の成績。
勝ち馬こそ0頭だけど、連対率と複勝率では良い数字だわ。
逃げ切り勝ちは厳しいけど、前残りで2・3着ってパターンが多いってことね。
この4頭の当日人気は4番人気・7番人気(2頭)・8番人気と、
人気に左右されていないの。
逃げ馬は人気問わず押さえておいた方がいいかもしれないわね…。
追い込み馬も馬券には絡んでいるけど、ちょっと苦戦しているから割引。
マクリの1頭は、2010年のショウワモダン(5番人気)。
この時は不良馬場で、上位人気が総崩れした大波乱の年だから度外視でいいと思うわ。
それじゃ、ここまでのデータを基に中山記念の印を発表するわよ!
◎ペルシアンナイト
〇ウインブライト
▲サクラアンプルール
△マイネルハニー
☆マルターズアポジー
ペルシアンナイト(牡4)
【前走:マイルチャンピオンシップ(G1)4番人気1着】
前走のマイルチャンピオンシップから、4ヶ月半の休み明けで挑むペルシアンナイト。
月曜日の事前予想でも注目馬①に選んで、
仕上がり具合を見てから最終的な判断を下すと言ったわね。
…で、肝心の追い切りなんだけど、本番ではないとはいえ
調子良さそうなのよ。
一週間前にラスト1F11.3秒と好時計を出して、最終も馬なりで12.0秒。
休み明けからキッチリ仕上げてきたことを思わせる走りだったわ。
完全な仕上げではないとは思うけど、
ここで馬券圏外に飛ぶのはちょっと考えにくいんじゃないかしら。
また、前走クラス別成績でも
「前走G1で前走1着馬」の成績が(3-0-0-1)で連対率75%と紹介したわ。
さらに、
「前走G1&前走1着&当日1番人気」の成績は(2-0-0-0)と連対率100%!
他のデータと併せて考えても、この馬を外すのはちょっとリスキーと判断したわ。
あと、
注目したいのが鞍上のM.デムーロ騎手。
中山記念での成績はなんと3戦全勝なのよ!
今回は3連覇が懸かっているというわけ。
注目馬×世界的名手のコンビが、ここでも強さを見せるはず!
ウインブライト(牡4)
【前走:中山金杯(G3)2番人気2着】
前走の中山金杯ではクビ差2着と、惜しい競馬をしたわね。
けど、
勝ち馬セダブリランテスよりも1kg重い56kgを背負っていたことを考えると評価できる2着だわ!
なんといっても、この馬で強調したいのは
中山での成績よね。
5戦2勝、残り3戦も全て2着で連対率100%という優秀さ!
コース適性は出走馬の中でも群を抜いて良いと言えるわ!
もうひとつ、ウインブライトは他の上位人気馬と違って賞金を稼ぎたがっていること。
追い切りの時計は最終こそ控えめだったけど、
一週間前にラスト4Fを50秒切る好時計をマークしていたの。
陣営も本気でここを獲りに来ているとみたわ!
ペルシアンナイトは強敵だけど、十二分に勝ち負けできる馬よ!
G1馬たちに隠れて虎視眈々とチャンスをうかがう3頭
データ&中山適性から見つけた妙味馬券を生み出すのは…!?
サクラアンプルール(牡7)
【前走:有馬記念(G1)13番人気16着】
前走の有馬記念は16着と惨敗だったけど、直前に入ってからの不利があったから参考外で良いわ。
サクラアンプルールも上記で紹介したウインブライト同様、
中山芝での成績が優秀なの。
6戦して掲示板を外したのは前走の有馬記念だけ(3-1-1-1)。
さらに
芝1800mに限れば、2戦2連対!
去年の中山記念でも2着に健闘したことからも、コース適性の高さは申し分なしよ。
脚質別成績で切れる脚を持つ差し馬には注意って紹介したけど、この馬はまさにそうね。
昨年の本レースでは最速の上がり、3走前の札幌記念(G2)では2位の上がりを使っているわ。
今年も波乱を演出してくれる可能性は大アリよ!
マイネルハニー(牡5)
【前走:白富士ステークス(OP特別)3番人気1着】
OP特別を連勝し、勢いのあるマイネルハニー。
芝1800mでは8戦4連対(2-2-1-3)と安定した走りをしていて、実は
2016年のチャレンジカップ(G3)で重賞初制覇を果たしている馬なのよね。
それ以降はパッとしない結果が続いたけど、最近になって復調してきたって感じ。
脚質別成績でも紹介したように、中山記念は
前に行ける馬が強いの。
先行力があるこの馬にとっては、うってつけの舞台ってことよ!
まず間違いなく今回ハナを切るのはマルターズアポジーね。
兼ね合いが気になるところだけど、
2走前で番手からの競馬もできることは証明済み。
マルターズアポジーを見ながら自分のペースで競馬できれば、この馬にも十分チャンスはあるわ!
マルターズアポジー(牡6)
【前走:マイルチャンピオンシップ(G1)6番人気15着】
ある意味で、今回イチの注目馬と言えるんじゃないかしら。
マルターズアポジーといったら、絶対的な逃げで有名ね。
脚質別成績で紹介したように、勝ち馬こそいないけど
逃げ馬の成績は見逃せないのよ。
今回もハナを切ってペースを作るのはこの馬だと思うわ。
メンバーを考えると逃げ切るのは厳しそうだけど、
前残りで2・3着パターンは十分有り得るから押さえておきたい1頭。
コース適性を見ると、
右回りは15戦して6勝3着2回(6-0-2-7)とまずまずの成績。
1800mも7戦すべてで馬券に絡んでいるから、距離適性も問題ないわ。
展開次第ってところもあるけど、ハマったら怖いわよ。