
2017年7月30日に新潟競馬場でアイビスサマーダッシュが行われるわ。
夏の新潟競馬の幕開けを彩る、
名物の直線競馬よね。
毎年、快速自慢の馬が顔を揃えるレースだけど、過去の勝ち馬にもハクサンムーン、パドトロワ、エーシンヴァーゴウ、カノヤザクラ、サンアディユなど、スプリントG1でも上位争いをするような強豪が揃っているから、
秋の短距離G1戦線を占う意味でも非常に重要な一戦だと思うの。
それじゃ、今年の登録馬を見てちょうだい。
ここからはデータを使って、アイビスサマーダッシュを分析していくわよ。
以下、アイビスサマーダッシュ過去10年分のデータになるわ。
最初は、前走着順別成績
ちょっと変わったデータになってるわね〜。
目立つのは
出走頭数の割に好走確率の高い「前走で3着〜4着」だった馬よね。
夏競馬に備えて休養していた馬が、仕上がり途上の前走で3着〜4着とそこそこの結果を残し、
本番で巻き返すケースが多い感じね。
今年、この傾向に該当しそうな
アクティブミノルやレッドラウダには要注意。
もちろん、
ラインミーティアにも注意が必要よ。
【前走1着】
・フィドゥーシア
・レジーナフォルテ
【前走2着】
・シンボリディスコ
【前走3着~4着】
・アクティブミノル
・ラインミーティア
・レッドラウダ
【前走5着】
・ナガラオリオン
【前走6着~9着】
・アースエンジェル
・キープレイヤー
・ダンシングワンダー
・ナリタスターワン
・ブライトチェリー
・プレイズエターナル
【前走10着以下】
・イオラニ
・オヒア
・ネロ
・ラインスピリット
・レヴァンテライオン
次は、前走距離別成績を見てみるわね。
これは非常に分かりやすい結果になっているわね〜。
前走で1200mを走っている馬を狙えば基本的には大丈夫よ。
次いで、
前走で1000mを走っていた馬って感じ。
数字上は「前走1200m組」が強いけど、直線競馬だけめっぽう強い馬もたまにいて、そういった馬は
前走も1000mを走っていたりするから注意が必要ね。
今年の出走メンバーだとシンボリディスコなんかは完全に直線競馬の申し子だから、
前走が1000mだからと言って軽視は禁物な気がするわ。
【前走1000m】
・アースエンジェル
・イオラニ
・シンボリディスコ
・ダンシングワンダー
・フィドゥーシア
・ブライトチェリー
・プレイズエターナル
・ラインミーティア
・レッドラウダ
【前走1200m】
・アクティブミノル
・オヒア
・ナガラオリオン
・ナリタスターワン
・ネロ
・ラインスピリット
・レジーナフォルテ
【前走1400m】
・キープレイヤー
・レヴァンテライオン
次は、前走クラス別成績を見てみるわ。
ここも
「前走G3組」が圧倒的な数字になっているわね〜。
次いで
「前走OP特別組」、そして
「前走1600万下組」って感じ。
他クラスからの参戦は無視で良さそうよ。
【前走G3】
・アクティブミノル
・ナリタスターワン
・ネロ
・ラインスピリット
・レヴァンテライオン
【前走OP特別】
・イオラニ
・シンボリディスコ
・ダンシングワンダー
・ナガラオリオン
・フィドゥーシア
・ブライトチェリー
・プレイズエターナル
・ラインミーティア
・レッドラウダ
【前走1600万下】
・アースエンジェル
・オヒア
・キープレイヤー
【前走1000万下】
・レジーナフォルテ
次は、脚質別の成績よ。
これはフラットな感じになっているわね。
強いて言えば
スタートが速くて、前々で運べる馬の方が有利な傾向にあるわ。
あと、距離が短いし、直線だけの競馬だから、
極端に後ろから運ぶ馬には厳しいかも知れないわね。
【逃げ馬】
・アクティブミノル
・イオラニ
【先行馬】
・アースエンジェル
・オヒア
・シンボリディスコ
・ダンシングワンダー
・ネロ
・フィドゥーシア
・レジーナフォルテ
・レッドラウダ
【差し馬】
・キープレイヤー
・ナリタスターワン
・プレイズエターナル
・ラインスピリット
・ラインミーティア
・レヴァンテライオン
【追い込み馬】
・ナガラオリオン
・ブライトチェリー
次に、年齢別成績を見てみるわ。
基本的には
4〜5歳馬が成績を収めている感じだわ。
でも、出走頭数から考えると、
4歳馬の好走確率が段違いで高いのが分かるわよね〜。
唯一の4歳馬レッドラウダには最大限の注意が必要だと感じるわ。
【3歳馬】
・レヴァンテライオン
・レジーナフォルテ
【4歳馬】
・レッドラウダ
【5歳馬】
・アクティブミノル
・アースエンジェル
・オヒア
・ダンシングワンダー
・ナリタスターワン
・フィドゥーシア
【6歳馬】
・イオラニ
・キープレイヤー
・ネロ
・ラインスピリット
【7歳馬】
・シンボリディスコ
・ブライトチェリー
・プレイズエターナル
・ラインミーティア
【8歳以上】
・ナガラオリオン
次に、当日の人気別の成績よ。
2回に1回は「1番人気馬」が勝っているわ。
これは相当に優秀な数字だから、1番人気馬は素直に信頼して良さそうね。
ただ、
注目すべきは「6番人気以下の馬」の活躍じゃないからしら。
不当に人気を落としている馬がいたら要注意ね。
最後に、枠順別の成績よ。
これは予想どおりの数字って感じ。
『直線競馬は8枠を買え』は競馬ファンの間では当たり前すぎる格言だけど、このレースでもその傾向は顕著に表れているわね。
正直このレースに関しては、
8枠に入っただけで、どんなに買いづらい馬でもおさえておいた方が無難だと思うわ。
それじゃ、データをまとめるわ。
【前走着順別成績】
「前走で3着〜4着」の馬に要注意
【前走距離別成績】
「前走1200m」もしくは「前走1000m」の馬が狙い目
【前走クラス別成績】
「前走G3組」が圧倒的に抜けた好成績
次いで「前走OP特別組」、そして「前走1600万下組」
【脚質別成績】
基本フラットも、強いて言えばスタートが速くて、前々で運べる馬が有利。
【年齢別成績】
4歳馬の好走確率が段違いで高い。次いで5歳馬。
【当日人気別成績】
2回に1回は「1番人気馬」が勝っている。
ただ、「6番人気以下の馬」の激走が目立つので要注意。
【枠順別成績】
『直線競馬は8枠を買え』
これらのデータと各馬のレース内容をもとに私のオススメ馬を紹介するわ。
ネロ(牡6)
【前走:シルクロードステークス(G3)11着(1番人気)】
いまだに直線競馬で連対を外したことがないように、
この舞台にめっぽう強い馬よね。
一連の重賞成績から分かるように、
単純なスプリント能力だけを考えても今年のメンバーでは抜けた存在だと思うわ。
前走は思わぬ大敗を喫してしまったけど、休み明けで57.5キロの斤量が応えていて、途中でレースを止めた結果だから度外視していいわ。
目標は今年も完全にここ。
適正抜群のこの舞台なら
大崩れはまず考えられないし、好走必至じゃないかしら。
フィドゥーシア(牝5)
【前走:韋駄天ステークス(OP特別)1着(2番人気)】
完全に遅咲きのイメージだけど、
あのビリーヴの子供なんだから否が応にも期待しちゃうわよね〜。
初めての直線競馬だった前走だって抜群に強かったし。
直線に適性がないとできないパフォーマンスだと思うわ。
良血馬が完全に本格化した印象で、連勝中の勢いもメンバー随一の存在。
ここも
連続好走必至じゃないかしら。
プレイズエターナル(牡7)
【前走:韋駄天ステークス(OP特別)6着(1番人気)】
前走は人気を裏切るかたちになってしまったけど、
上がり31.6秒の鬼脚は強烈な印象を残したわよね。
直近では4戦連続で上がり最速を駆使しているし、終盤で確実に突っ込んでくるのは安心感があるわよね。
今回は人気落ちが濃厚な存在だけど、
2走前の直線競馬でみせたパフォーマンスはまぐれじゃないから、巻き返し必至だと考えるわよ。
アクティブミノル(牡5)
【前走:CBC賞(G3)3着(8番人気)】
前走が仕上がり途上の段階で、スプリント重賞を3着と、
いかにも走りそうな臨戦過程の馬よね〜。
そもそも重賞を2勝もしているわけだし、『セントウルステークス(G2)』を勝っていたり、『高松宮記念(G1)』で4着の実績は
今年のメンバーなら格上の存在だわ。
しばらくスランプに陥っていたけど、前走で完全に復調の兆しを感じたわ。
ここで
完全復活となる可能性も高いんじゃないかしら。
トラックバイアス(馬場状態の違い)も強めで、適性も結果に大きく反映する傾向が強い重賞「アイビスサマーダッシュ」。
「今年も!?この馬が波乱の芽なんじゃないかしら!」と、エビコが目をつけた激走気配漂う馬とは・・・
シンボリディスコ(牡7)
【前走:韋駄天ステークス(OP特別)2着(7番人気)】
新潟の
直線1000mの申し子って感じの馬ね。
実際に直線1000mはここまで4戦しているんだけど、
『駿風ステークス』は2着(7番人気)
『アイビスサマーダッシュ(※2015年)』は2着(9番人気)
『ルミエールオータムダッシュ』は3着(5番人気)
『韋駄天ステークス』は2着(7番人気)
全てが馬券圏内、しかも人気以上に激走しているのよね。
それなのに、人気になりそうにないのが本当に不思議。
直線競馬では馬が変わるから、
今回も結果が期待できるわ。
ホント、人気がなければないほど嬉しいわよね。