日曜日に行われる凱旋門賞も楽しみだけど、中山競馬場では秋のG1開幕戦のスプリンターズステークスが行われるわ。
今週はG1が2レースと楽しみな週末になるわね~
スプリンターズステークスは、ビッグアーサーが“春秋スプリント王”を掛けて戦うレースとして注目が集まっているわ。
前走は、パッと見では強いレースだったけどG1はそんなに甘くないと思うから、どんなレースをするか楽しみだわ。
枠番が決まったから見てちょうだい。
ビッグアーサーの最内枠を良いと捉えるかどうか難しいところね。
私は・・・不安だわ・・・。
まず、月曜日に出したデータをまとめるわ。
【前走クラス別成績】
G2・G3から出走してきた馬が好走するレース
【前走着順別成績】
前走で連対した馬が中心
【前走人気別成績】
前走1番人気は最多の5勝
と言うものだったわね。
ここからは、新しいデータを出して予想していくわ。
以下のデータは、新潟で開催された2014年を除く過去9回分になるわ。
最初は、枠番別成績。
なかなか顕著な数字になっていて、4枠より外の枠が好走しているのが分かるわね。
これは、開催の最後になっているから芝の状態が悪くなっていて、内枠が有利とは言えない状況になっているのね。
特に数字で目立つのは『7枠』ね。
7枠で3着以内に入った馬の着順と人気を見ると
【1着】
1番人気、1番人気、6番人気
【2着】
1番人気、3番人気
【3着】
7番人気、6番人気
と全てが人気馬言うわけじゃなくて、6番人気や7番人気と言った伏兵馬を馬券に絡んでいることから注意しなければいけない枠番ね。
今年は、レッドファルクスとウリウリがいるわ。
次は、人気別成績
スプリンターズステークスで1番人気に支持された馬は最多の4勝で、連対率で66.7%と高い数字を残しているわ。
一方で私が注目しているのが、6番人気から9番人気の馬が6頭も3着に入っていること。
この6頭のうち4頭は、中団から後方でレースをして最後の最後で追い込んで3着に入ってくるパターンが目立つのよ。
穴として狙うなら差し脚に優れている馬を狙うと良いってことね。
最後は、脚質別成績。
脚質別成績を見ると、1番良い成績を上げているのは逃げ馬。
次に差し馬となっていて、先行馬は以外に勝てないことが分かるわね。
冒頭でも書いたけど、芝の状態は外差しが効く馬場に変わってくる頃なの。
逃げ馬は、逃げ切るor潰れる のどちらかになるってことね。
先行馬は2着3着に絡んでいるけれど、逃げ馬のペース次第でなんでもありのレースになるってことのようね。
逃げ馬にとっては楽に逃げられるかがカギになってきそうね。
セオリーは、人気上位の逃げ馬を頭に、先行・差し馬を2着、3着には5番人気以降の穴で決め打ち!って感じね。
それじゃ、全てのデータをまとめるわよ。
【前走クラス別成績】
G2・G3から出走してきた馬が好走するレース
【前走着順別成績】
前走で連対した馬が中心
【前走人気別成績】
前走1番人気は最多の5勝
【枠番別成績】
4枠から外が好調で特に7枠は絶好調
【人気別成績】
1番人気の信頼度は高いけど、3着に伏兵が来る確率も高い
【脚質別成績】
逃げ馬、差し馬に有利になっている
それじゃ、これらのデータと各馬のレース内容を踏まえた私の印を発表するわ。
◎レッドファルクス
○ビッグアーサー
▲ソルヴェイグ
△ダンスディレクター
△シュウジ
☆
ネロ
それじゃ、1頭ずつ触れていくわ。
レッドファルクス
【前走:CBC賞(G3)1着(3番人気)】
母ベルモットの姉に阪神3歳牝馬S(現阪神JF)を制したスティンガーとフローラステークスを制したサイレントハピネスがいる他に、近親には重賞勝ち馬が出ている良血馬。
前走は、久々の芝のレースとなったけど上がり3ハロン32.7の豪脚で差し切り勝ち。
直線の坂も気になることもないし、むしろ血統面からパワーを生かせる中山の急坂は歓迎!
芝では常にメンバー上位の上がりを使える馬だから、極端なスローペースにならない限りは上位に顔を出せるだけの切れ味は持っているわ。
ビッグアーサー
【前走:セントウルステークス(G2)1着(1番人気)】
本来なら文句なしの本命馬なんだけど、私はどうしても前走のレース内容が気になるのよ。
下に参考レースとしてセントウルステークスを載せておいたから見て欲しいんだけど、3コーナーを回る辺りでスノードラゴンに被せられた瞬間にビッグアーサーがギアを上げて離しにかかったの。
結果的にその後はペースを守って走れたから良いようなものの、あの一件でビッグアーサー自身に掛かり癖が付いていなければと心配になるの。
ましてや、今回は最内枠を引いたおかげで外から被せられるのは必至。
そうなった時に我慢が効くかどうかがポイントになってくるのよ。
私が対抗にしたのは、我慢が効くと思っているからなんだけど、万が一そのまま行ってしまったら・・・終わりね・・・。
そこは、福永祐一騎手に託してみたいわ。
でも、穴党の私からすれば終わってもらって構わないけどね!!!
ソルヴェイグ
【前走:キーンランドカップ(G3)4着(4番人気)】
桜花賞で17着と大敗後に路線をスプリントへと変更してきて、その初戦となった函館スプリントステークスでは、12番人気と程評価だったけど2番手から抜け出し快勝。
前走は、勝ち馬と同じような位置からレースを進め、ジリジリとしか伸びずに4着。
今回は、そこそこ3着以内馬を出している2枠に入って早めに抜け出すレースが出来れば面白いわね!
ダンスディレクター
【前走:セントウルステークス(G2)7着(3番人気)】
今年1月のシルクロードステークスで重賞初制覇を飾ったけど、その後に脚部不安を発症して9月まで休養したの。
8ヶ月ぶりに挑んだ前走のセントウルステークスでは、スタートで後手を踏んだのと前残りの展開が影響して7着。
でも、最後は外から伸びてきているし、上がりはメンバー2位の33.4。
力は持っているけど、スタートに不安があることでこの評価ね。
シュウジ
【前走:キーンランドカップ(G3)2着(1番人気)】
現3歳世代でトップクラスのスピードも持つのがこのシュウジ。
父は高松宮記念を連覇したキンシャサノキセキでスピードには絶対の自信!
母系はパワーに優れた血統でこの舞台でも十分に勝負出来るわ。
近2走は2着と好走しているけど、勝っていないところに不安は感じるわ。
前走から人気落ち必死なあの馬。
敬遠されがちな馬をあえて狙うのがエビコの信念。
混戦の3着争いから抜け出すのはこの馬よ!!!
ネロ
【前走:セントウルステークス(G2)2着(2番人気)】
前走G2でしっかり2着に入ったのに当日は人気落ちが濃厚なネロ。
伯母に1992年のスプリンターズステークスを制したニシノフラワーがいる血統よ。
その母系からスピードを受け継ぎ、父ヨハネスブルグでパワーを受け継いでいるのがネロの血統背景。
スピードと直線の坂を越えるためのパワーが必要なこの舞台への適性はかなり高いと思って良いわ。
後は、内田博幸騎手が上手くエスコートして、大外枠を克服できれば馬券圏内争いに十分加わることが出来るわ。
G2で2着に入った馬が人気を落とすなら、これ以上美味しい穴馬はいないわよ!!