
2歳牡馬の頂上決戦、
朝日杯フューチュリティステークス(G1)が行われるわ。
先週行われた2歳牝馬の阪神ジュベナイルフィリーズと比べると、より荒れる傾向があるものの、
データを使えば結構簡単に獲れるレースなの!
去年は12番人気のボンセルヴィーソこそ取り逃したけど、
6番人気サトノアレスを◎に、7番人気モンドキャンノへの馬単11,430円が炸裂したわ。
今年も有馬記念に突っ込む投資分は、ここでしっかり作るだけの情報が集まったから楽しみにしてちょうだい!
まずは、このレースの傾向から。
阪神に移った近年では、二桁人気の台頭が目立っているわ。
今年も荒れ傾向があるから、二桁人気が来るかもしれないわね。
この辺りに注意しながら、馬券を組み立てていくわよ!
予想に入る前に、今年の特別登録馬を紹介するわ。
それじゃ、
過去10年分のデータを使って予想を始めるわよ!
最初は、前走クラス別成績から。
重賞と500万を中心に考えれば良さそうね。
とくに目立つのが500万下からの勝ち馬だけど、ここでは全クラスからどんな馬が馬券に絡んできたのか調べてみたわ。
■G2から馬券に絡んだ12頭
前哨戦のデイリー杯から4頭、京王杯から8頭っていう構図。
この12頭には、
前走が4着以内だった共通点があったわ。
さらに、3番人気4着だったアルマワイオリを除く11頭が馬券に絡んでいたの。
前哨戦で好成績を残した馬が、本番でも馬券に絡むってことね。
今年G2から参戦するのは5頭。
馬券に絡んでいたことを条件とするなら、前走1番人気4着だったフロンティアが切れるわね。
でも、このデータだけで切るのはまだ早いと思うから、他のデータともあわせて考えるわ。
■G3から馬券に絡んだ6頭
東京スポーツ杯組が5頭、残りの1頭は新潟2歳ステークスから参戦。
前走のレース名に絞ると、今年該当する馬はいないわ。
ただサウジアラビアロイヤルカップ(G3)は、今年で3年目ということもあって、
データが少ないから、レース名だけで絞るのはちょっと危険よ。
レース名以外の共通点で探してみると、
2011年の5番人気マイネルロブストを除く5頭は、前走で1番人気だったの。
とはいえ1つ目のデータでもあるし、
穴馬を取りこぼさないために5番人気以内を条件にするわ。
今年G3から参戦するのは5頭。
その中で消せるのは、9番人気6着だったナムラアッパレよ!
■OP特別から馬券に絡んだ1頭
馬券に絡んだのは2014年のクラリティスカイのみ。
前走が1着だったけど母数が少ないから、ここで絞るのは控えた方が良いと判断したわ。
■500万下から馬券に絡んだ10頭
馬券に絡んだ10頭には、
前走を5番人気以内で1着という共通点があったわ。
また
前走では、1400m or 1600mを走っていたんだけど、勝ち馬はすべて1600mを走った馬だったの。
今年500万下から参戦するのは2頭。
2頭とも1400mからの参戦だから、1着には来ないと考えで良さそうよ。
ヒシコスマーは8番人気からの参戦だから厳しいわね。
■新馬戦から馬券に絡んだ1頭
今年、新馬戦を勝ちあがって参戦する馬はいないから割愛するわ。
次は、前走着順別成績よ。
前走の勝ち馬が“ぶっちぎり”ね。
今回出走を表明している馬で、前走2着以降だったのは12頭。
ここで取捨選択できたら予想も大分楽になるから、
前走を2着以下で馬券に絡んだ9頭を調べてみたわ。
■前走を2着以降で馬券に絡んだ9頭
馬券に絡んだのは、デイリー杯(G2)から2頭、京王杯(G2)から4頭、東京スポーツ杯(G3)から3頭だったわ。
単純に
前走で2着以降だった馬で、馬券に絡むのは重賞組ってことね。
すなわちアイアンクロー・イシマツ・ニシノベースマン・ファストアプローチの4頭が切れるわ!
次は、前走人気別成績。
前走の着順別成績と似た結果で、上位支持された馬の成績が良いわね。
若い馬らしいデータで、
前走での人気と決着を中心に考えればいいレースってこと。
当日のオッズに惑わされずに、データで買うのがこのレースを勝つ近道よ。
2番人気以下で馬券に絡んだ馬の共通点を探そうとしたけど、17頭に一致するものは見つからなかったわ…。
だから前走1番人気だった馬に、分があることだけ覚えておきたいわね。
前走1番人気だったのは、ステルヴィオ・ダノンスマッシュ・タワーオブロンドン・フロンティアの4頭よ。
最後は、前走の距離別成績。
勝ち馬は1600mの距離から多く出ているけど、クラス別成績で紹介したように500万下から5勝を挙げているの。
今年の条件戦馬は1400mのみで、それを抜いた上で馬券に絡む数を考えると横一線と言えそうね。
ここでは表で紹介した
4つの距離別に、馬券に絡んだ馬の共通点をまとめたわ。
■前走1400mを走って馬券に絡んだ10頭
馬券に絡んだ10頭は、前走でも馬券に絡んでいたの!
あらためてになるけど、アイアンクローが切れるわよ。
■前走1600mを走って馬券に絡んだ14頭
14頭の共通点は前走掲示板で、うち13頭は連対していたわ!
ダブルシャープは掲示板外だからアウト。
上位人気になりそうなケイアイノーテック・フロンティアにも、マイナスのデータになったわね!
■前走1800mを走って馬券に絡んだ5頭
今年1800mを走ったのは、すでに切ったニシノベースマンだから割愛するわ。
■前走2000mを走って馬券に絡んだ1頭
馬券に絡んだ数が1頭だし、そもそも母数も3頭だから過度なイメージを付けないために割愛するわね。
ということで、これまでのデータを一度まとめるわ。
■前走クラス別成績
データでは500万下からが強いが、今年は過度な期待は出来ない
詳しくは、該当箇所をチェック!
■前走着順別成績
前走の勝ち馬が“ぶっちぎり”
2着以下で馬券に絡むのは、前走重賞組のみ
■前走人気別成績
前走の1番人気が強い
当日のオッズに惑わされないように注意したい
■前走距離別成績
今年出走予定の距離別に共通点をまとめたから、該当箇所をチェックしてちょうだい
穴馬を含めて10頭までに絞れたわね。
ただ、高配当になるからと言ってボックス外は厳しい(笑)
直前予想までに、しっかり絞り切った状態にすると約束しておくわ!
最後に、データを基に現時点での注目馬を紹介するわね。
ダノンプレミアム(牡2)
【前走:サウジアラビアロイヤルカップ(G3)2番人気1着】
新馬戦では4馬身の差を付けて快勝。
前走でも
1番人気ステルヴィオに2馬身弱の差を付けてレコード勝利したわ。
この先ライバルとなる馬の出現はあると思うけど、現時点では来年のダービーを勝つんじゃないか?と思わせる1頭ね。
さすがディープ産駒の良血馬って感じ。
ここ3年ではディープ産駒が2勝しているから、レースとの相性も良いわ。
前走では2番手で直線に入ったけど、一切スピードが衰えなかったわね。
ムチを入れてからの反応が無かったのが気になったけど、そもそもムチを入れなくても十分に勝てるレースだったわ。
前走では3番手の評価をしたけど、結果を見て確信!
久しぶりに大きな期待ができる馬に巡り合えたわ!
タワーオブロンドン(牡2)
【前走:京王杯2歳ステークス(G2)1番人気1着】
ダノンプレミアムに劣らない走りを魅せてきたタワーオブロンドン。
4戦3勝、負けたレースでも2着と強い競馬をしてきた馬よ。
勝った3レースでは、2着馬に2馬身以上付けての圧勝と、格の違いを証明しているわね。
タワーオブロンドンは、先行するダノンプレミアムに対して後方から差す競馬をするけど、どの程度差を詰めてくるのか楽しみな1頭。
ただこれまで最大11頭で走った経験しかないから、
位置取りが後ろ過ぎると前が邪魔で届かない可能性もあるから気を付けてほしいわ。
そういう意味ではダノンプレミアムが有利な展開になりそうね!
ステルヴィオ(牡2)
【前走:サウジアラビアロイヤルカップ(G3)1番人気2着】
ロードカナロア産駒期待の1頭。
ダノンプレミアムを指し切れず前走は2着だったけど、
唯一上り35秒台を叩き出した馬。
35.5秒に続く脚が34.2ということを見ると、つい期待してしまう1頭よ。
ルメール騎手はダノンプレミアムに勝つためにタワーオブロンドンを選んだけど、その判断がどうでるかしらね。
乗り代わりはデムーロ弟だから、日本人騎手が乗るよりも正直安心。
2歳馬ということもあり先行勢が多いレースで、ダノンプレミアムがどんな競馬をするのかが、このレースの最大のポイントね。
ペースが早ければタワーオブロンドンと一緒にワンツーも考えられるし、遅ければダノンプレミアムと先行する穴馬がそのままゴール。
このレースの配当と、今回の登録馬情報から考えると、前残り展開で考えた方が良いのかしらね…。
ただ、これまで紹介した3頭が、このレースで抜けた力を持った馬たちよ!
ケイアイノーテック(牡2)
【前走:デイリー杯2歳ステークス(G2)3番人気3着】
正直今年のデイリー杯から参戦する馬には、期待は出来ないわ…。
というのも例年以上にメンバーは小粒って感じがしてならないの。
9頭しか走っていないのに3頭が出遅れ。
うち1頭が掛かって追い出し、骨折により中止。
影響を受けなかった1番人気も4着と、なんだか散々なレースだったわね。
ただ、
ケイアイノーテックの最後200mからの伸びには良い物を感じたわ。
能力を引き出せた岩田騎手の手綱さばきが良かったって話ではあるけど、瞬発力を持った馬なのは事実。
距離別成績のデータからマイナス点があったけど、デイリー杯組で可能性を感じるのはこの馬のみ!
距離適性から人気薄になるだろう“この馬”
でも、荒れ傾向の今回では絶対に押さえたい1頭!
三つ巴の隙を付く馬を紹介するわよ!
カシアス(牡2)
【前走:京王杯2歳ステークス(G2)5番人気2着】
上記で紹介したタワーオブロンドンの2着馬。
これまで4戦2勝、2連対と安定した成績を残しているわ。
函館2歳ステークス(G3)でも、1番人気の期待に応え勝利したわね。
前走は5番人気になったけど、その理由は産駒の問題。
キンシャサノキセキ産駒だから距離適性を心配されたわね。
それでも2着に粘る先行力を見せてくれたわ。
直線では他の先行馬をしっかり差せたから、ゆるめの展開になれば馬券に絡む可能性は十分あるわよ!