エリザベス女王杯

第35回 エリザベス女王杯

この年のエリザベス女王杯は注目を浴びる2頭がいた。
1頭はこの年の牝馬三冠馬のアパパネ。
もう1頭はイギリスから参戦したスノーフェアリー。
イギリスオークスとアイルランドオークスを制した馬の参戦にファンは沸いた。
ヨーロッパの一流の牝馬が日本にやってきたのだから。
しかし、日本特有の芝への適応力は未知数であった。

迎えた2010年11月14日第35回エリザベス女王杯。
国際競走として外国馬に解放されてから外国馬の参戦は何頭かいたが ここまでの実績馬が来たのは史上初である。

しかし未知数な部分が多いスノーフェアリーをファンは4番人気とした。
1番人気は三冠牝馬のアパパネ。
2番人気は京都大賞典を勝ち京都競馬場での相性がいいメイショウベルーガ。
3番人気は秋華賞でアパパネの2着だったアニメイトバイオであった。

アパパネによる史上初の3歳牝馬による4冠達成か。
それとも、イギリスから来た乙女の逆襲か。
はたまた、経験豊富な淑女が乙女を黙らせるのか注目のレースの火ぶたが切って落とされた。

まずは、内からセラフィックロンプがハナを切って行く。
が。2コーナーを前にテイエムプリキュアがハナに立ち果敢に飛ばしていく。

人気のアパパネは5番手あたり、スノーフェアリーもはそのアパパネの後ろにいた。
アパパネは少し気合が乗りすぎていた。
鞍上の蛯名正義の支持に背くかのように前に前にと言う気持ちを抑えきれずにいたが そこは知りえたパートナー。
何とか彼女の気を押さえながらレースを進めて行く。
アパパネのすぐ外にいるスノーフェアリーも例外ではなかった。
イギリスの名手・ライアンムーアのが幾分抑えるのに苦労していた。
それもそのはず。
前のテイエムプリキュアは飛ばしているが、4番手以降は一塊の状態であった。
故に折り合いに少しばかり苦労する馬もいた。

1000m通過60.1。
あれだけ話してこのペースなのだから塊の集団の所では実質スローペースで流れていた。

先頭のテイエムプリキュアが坂を上り、下り始めた頃にはまだかなりの差があった。
それを察知してか後ろの騎手は挙って仕掛け始めた。
アパパネ、スノーフェアリー共にまだ手綱は動いていなかった。
そして、蛯名正義とライアンムーアの4コーナー前での位置取りが決定的な勝負の分かれ目となった。

人気を背負っているがゆえに外に進路を取る蛯名正義。
それとは対照的に果敢に内を突いたライアンムーア。

直線の攻防に入り逃げるテイエムプリキュア目掛けて各馬が追いすがるが 最内からスノーフェアリーが瞬く間にテイエムプリキュアを抜き去って行った。
外を突いたアパパネは伸びあぐねている。
その間にもスノーフェアリーは後続との差を広げ続け、2着のメイショウベルーガに4馬身の差を付け勝利。
それは、まさに圧巻だった。
日本の3冠牝馬も全く歯が立たなかった。
世界の脚をまざまざと見せつけられたレース。

翌年もスノーフェアリーはその強さを日本のファンの前に見せたのだった。

第35回エリザベス女王杯
1着:スノーフェアリー(R.ムーア)
2着:メイショウベルーガ(池添謙一)
3着:アパパネ(蛯名正義)

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