シーザリオ

シーザリオ

98年ダービー馬のスペシャルウィークが2頭の怪物牝馬の1頭。 日本馬として始めて日米オークスを制した“ジャパニーズスーパースター”

それこそ…

『シーザリオ』

である。

父はG14勝を挙げた98年のダービー馬のスペシャルウィーク。
母はサドラーズウェルズの血を引くキロフプリミエール。
この2頭を親に持ち2002年にこの世に生を受けた。

馬名の由来はイングランドの劇作家「シェイクスピア」の代表作でもある「十二夜」で ヒロインが男性に変装をする際に使用した名前である。

栗東の角居勝彦厩舎に入厩したシーザリオは12月の阪神でデビューを迎えた。
2番人気でがあったが無事デビュー勝ちを収めた。
次には中山で行われる500万下の寒竹賞。
4番人気と評価は高いものではなかったがここを快勝。
負かした相手には、後にクラシックで活躍する馬たちも出走しており、レベルの高い1戦を制し名を轟かせた。

オープンになったシーザリオは重賞へ挑戦をするのだった。
そのレースは、桜花賞への最終便である時事通信杯フラワーカップである。
前走の寒竹賞での走りが評価されたシーザリオは初重賞挑戦にも関わらず1.4倍の圧倒的人気を集めたのだ。

シーザリオと言えばその黒光りする馬体が魅力であり、時には牝馬勝りの雰囲気さえ感じることもあった。

内の2番枠からスタートを切ったシーザリオは、強きに3番手でレースを進めていく。
4コーナーではいつでも追い出せる位置にいた。
そして、鞍上の福永祐一が軽く仕掛けると2馬身半の差を付けて勝利。
これで桜花賞に向かうことが決まった。

2005年4月10日第65回桜花賞。
主戦だった福永祐一はライバルのラインクラフトの手綱をとるので代わりに名古屋競馬所属の吉田稔が手綱をとり1番人気での出走となった。

道中は中団から競馬を進めていくが外に出せるタイミングがなかった。
結果、直線を向いた頃は10番手までポジションが下がっており、それを尻目にライバルのラインクラフトが抜けていく。
馬群を割るようにシーザリオは伸びてくるのだがアタマ差まで詰めるのが精一杯であった。

負けて強しの内容だったシーザリオは自走のオークスを1番人気で迎えるのである。

2005年5月22日第66回オークス。
五分にスタートを切ったシーザリオだが、すぐ横に武豊がいたのが痛かった。
エアメサイア騎乗の武豊はすぐうちに進路を取っていきシーザリオの行き場を塞いだ。
前に行くことが出来ずに下げざるを得なくなったシーザリオと福永祐一。
馬は行きたがってしまい若干の引っ掛かりが見受けられた。
しかし、後方での競馬で腹を括った福永祐一はそのポジションでシーザリオをなだめたのだ。

一方してやったりの武豊とエアメサイアはちょうど中団で折り合っていた。

4コーナーを回っても福永祐一は落ち着いていた。
と言うか落ち着かざるを得ない状況だっただろう。
一頭分のスペースを見つけるや否や一気に追い出しにかかりシーザリオを鼓舞する。
先にエアメサイアは楽々前を捕らえ始めている。

エアメサイアの外にディアデラノビア。
その外から一気にシーザリオが前の馬たちに襲いかかる。

残り100mを切ってもまだ差はあった。
シーザリオが前を捕らえたのは本当にゴール前であった。
着差はクビ。
上がり3ハロンが33.3と異次元の末脚を発揮したのだ。

そして、シーザリオは海を渡ることを決意した。
アメリカのハリウッドパーク競馬場で行われるアメリカンオークスへの参戦だ。

2005年7月3日アメリカ・ハリウッドパーク競馬場。
ここで日本の牝馬が快挙をやってのけた。

外枠からスタートを切ったシーザリオは3番手から競馬を進めていった。
そして、3コーナーで早々と先頭に立ったシーザリオ。
楽な手応えで直線に向くと着差は離れるばかり。
シーザリオに付いてこれる馬はいなかった。

現地の実況はシーザリオのパフォーマンスにこう叫んだ…

『Japanese Superstar Cesario』

アメリカの競馬ファンをも唸らせたそのパフォーマンス。
帰国後にどんなパフォーマンスを日本で見せてくれるのかと期待をしていたら 繋靭帯炎を発症し休養に入り、復帰を目指していたのだがその後に再び発症。
これが決め手となり引退することとなった。

母親となったシーザリオだが、子供達には否が応にも期待がかかる。
のだが、産駒たちはなぜか体質が弱くまともに走れた馬はいなかった。

そんな時、3番仔のエピファネイアがクラシックで活躍し菊花賞と翌年のジャパンカップを制した。
祖父と孫によるジャパンカップ制覇であった。

日本とアメリカでスターになった牝馬。
戦績からは判断はしにくいが、近年において確実にトップクラスの能力を持った馬であった。

シーザリオ
生年月日:2002年3月31日
父:スペシャルウィーク
母:キロフプリミエール
戦績:6戦5勝
主な勝ち鞍:'05オークス(G1) '05アメリカンオークス(G1)
調教師:角居勝彦
騎手:福永祐一
馬主:(有)キャロットファーム
生産者:ノーザンファーム

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