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調教について

調教駆けしない馬=本番にならないと本気を出さない馬

人間にも普段からコツコツ努力をしてその成果を出すタイプがいれば、
反対にいつもはパッとしないのにピンチの時や本番になると
急にやる気を出して目立つタイプがいるのと同様、馬にも調教が絶好調でレースでも速く走れる馬がいれば、
調教は今イチだったのに本番のレースでゴボウ抜きしていくタイプの馬もいます。

これを「調教駆けする馬」(=調教通り実力を発揮する馬)
「調教駆けしない馬」(=本番にならないと本気が出せない馬)と言います。

そのため馬柱の調教タイムだけでレースの結果を予想するのは危険です。
しかし、調教が全く意味が無いわけではありません。

やはりどれだけ潜在能力が高くても、走り方を覚えなければ「タダ脚が速い馬」であって競走馬ではありません。
運動会で速かったからと言ってオリンピックの陸上代表になれるわけではないのと同じです。

単走と併せ馬 調教には一匹の馬だけ走らせる「単走」という方法と、二匹の馬を一緒に走らせる「併せ馬」という方法があります。
どちらの方が良いというわけではなく、その馬の調子を見て調教師が判断するようです。
一匹で走るよりも併せ馬の方がお互いの競争心を掻き立てるので良いタイムが出やすいというデータが出ています。

休養と変わり身 皆さんは自分のお気に入りの馬がいつの間にか休養をとっていて、
帰ってきたと思ったら期待通りに走ってくれなかった!という経験はありませんか?
プロスポーツ選手がシーズンオフに休養を取らないと故障してしまうのと同様、馬にも休養期間があります。 別ページに書いたように、サラブレッドの脚はとても華奢なので、
適度に休ませなければ種馬にもなれず、最悪の場合は安楽死…
という可能性も十分あります。
しかし、その休養が上手くリフレッシュできて休み明け快調になる馬もいれば、
羽を伸ばし過ぎて太ってしまい成績が出ない…という馬もたくさんいます。
「じゃー休養なんて取らないでくれよ」と競馬師としては思ってしまうかもしれませんが、 「変わり身する馬」というのもいるのでご安心を。
変わり身とは休み明けに不調を叩いてしまっても、その次のレースでまた復活する馬の事です。
自分が気になった馬が休養明けどんな走りをするのかメモっておくと良いかも知れませんね。

タイムとコース

ちょっと競馬予想に詳しくなってくると、馬の名前や過去の戦績を見て
「あ、この馬はあの時のレースで勝った馬だな」とか
「春は調子良かったけど、最近休養で見かけなかったから、今度はどうかな…?」
などと、分かって来るようになってくると思います。

しかし、2013年10月13日の秋華賞の、一番人気のハズが出だしを失敗してしまった
デニムアンドルビーのように、
その時々の馬の調子によって結果は大きく変わります。

実際には15番人気だったリラコラージュにまで抜かれて、
まさかの4着という大荒れのレースでした。
軸馬にしていた人はさぞ悔しい思いをしたのではないでしょうか。

そこで、レース結果だけじゃなくて、
「最近の調子を知りたい!」と好奇心が旺盛になってきた方のために、 今回は調教タイムの見方を紹介します。

調教タイムのデータ自体は、競馬新聞を見るのが分かりやすいと思います。
無料提供している所も多いので自身に合うものをご利用ください。

馬なり?一杯?

調教タイムを比べてみて、数字だけで判断してはいけません。
本気で走っている場合と調子をつかむためにならしている場合があるからです。
又、単走や併走でも変わってきます。
調教の情報でしっかり見極めましょう。

馬なり 馬なりとは、騎手は馬に何も指示を出さず、馬が走りたいように走らせる方法です。
減量のためや調子を戻させるためなど、様々な意図がありますが、併走する馬に併せて走らせたり、 一定のペースをキープさせる訓練にも使うようです。
つまり軽い調教という事です。

一杯 こちらは馬なりとは逆に騎手が強い調教をして、馬を精いっぱい走らせる方法です。
その馬の自己ベストが知りたい時は、この「一杯」でどれだけ速く走れたかを見ると良いでしょう。

さて、調教欄の見方を簡単に解説しましたが、調教はあくまで「練習」です。
調教が嫌いであまり数字が良くない馬や、タイムを図る機械が本番とは違う物だったりするので、 あくまで「参考」程度にしておくと良いでしょう。

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